6G-B8(T)真空管アンプの製作

お蔵入りしていた真空管アンプを組替(リニューアル)したものです。
もっとも、シャーシーの穴明けが省けただけのことですが。
部品は出来るだけ手持品を使ったためかなり古い(30年以上前)のが気になりますが
出てくる音はなかなかのものです。

6G-B8(T)真空管アンプ外観
[外観カバーなし]
回路図1(出力部)
[回路図1]出力部
回路図2(電源部)
[回路図2]電源部

(特長)
①パワー管によるトランスドライブ
②カップリング、バイパスコンデンサーレス
③固定バイアス方式
④デカップリングの強化
⑤ヒーターの直流点火
⑥電流チェック端子
⑦B電源のチョークインプット方式


(説明)
パワー管によるトランスドライブ
F特の調整は、トランスの2次側の負荷抵抗で行いますが、
この抵抗値を小さくすると特性は良くなりますが音が死んでしまいます。
ここは音を聴きながら決定したほうがよいでしょう。

カップリング、バイパスコンデンサーレス
トランスドライブ、固定バイアス方式の採用でカップリング、バイパスコンデンサーレスとなりコンデンサーの音を気にしなくて良くなりました。
アンプもシンプルになるほど使う部品の個性が強く出てくるようです。

固定バイアス方式

固定バイアス方式にすることにより真空管の動作点を簡単に変更できます。
回路変更、真空管変更が簡単に行えるので気に入っています。
調整VRは、COPAL RJ-13型がお勧めです。
なお、今回はIpが56mAと少ないですが、6G-B8の能力からみると70~80mA位は流してやりたいのですが、なにぶんにもOPTのコアボリュームが小さくて。

デカップリングの強化
モノラルアンプでは問題にされませんが、
同一シャーシー上にR/Lの回路を組み立てたときクロストークが生じます。
出力管のプレート電圧の供給に、(回路図1)の150Ω+100μは入れないのが普通ですが、これをいれるだけでかなりの音質改善が出来ます。
音に立体(奥行き)感が増します。

ヒーターの直流点火
傍熱管は、交流点火が常識ですが、今回は直流点火にして見ました。
音に透明感が増します。(悪く言えば少し硬めの音?)
整流器もショットキーバリアダイオードにすると変化が更に実感出来るでしょう。

電流チェック端子
固定バイアスにしたのでいくらの電流を流すのか調整が必要です。
(回路図1)のように出力管のカソードに電流チェック用の端子を設け、
ここに電圧計(3V)を取付け電流値に読み替えています。
 例 0.8V→50mA、1V→62mA

電流計
[電流計]

B電源のチョークインプット方式
一般的には、コンデンサーインプット方式ですが、
音にこだわってチョークインプット方式としました。
(ただし専用のチョークトランスでないとうなり音がします)
コンデンサーインプット方式でB電圧を420Vにすると出力は、
ノンクリップ5W、MAX12Wとなりました。


OPTの使い方
出力トランスの一次が5kΩと少しミスマッチのようなので16Ω端子に8ΩSPを繋ぎ見かけ上2.5kΩとして使っています。

(試聴)
試聴は、高能率SP ALTEC604-8Gを使用しましたのでパワー不足はまったく感じません、出力管が傍熱管ですが直熱3極管に近い音に仕上がったと思います。

外観2(カバー)
[外観]

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tag : 真空管アンプ 6G-B8 6AR5 アンプ 三極管 604-8G チョークインプット

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ブレイキー

Author:ブレイキー

オーディオにとりつかれて数十年、飽きもせず真空管アンプを作り続けています。歳とともに趣味も増えて、ハマちゃんになったり、JAZZの生録会に参加したりと楽しんでいます。

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